日本と海外の競馬

日本で今の西洋式の競馬が行われるようになったのは１９世紀の終わりの事です。
競馬は横浜の外国人居留地で、外国人によって競馬が始まったのが発端だといわれています。
そしてその当時の馬は質が西洋の馬に比べるととても低かったそうで、何度も競馬に適した馬を品種改良して積極的に日本での競馬を国も奨励していたそうです。
日本で初めて競馬の馬券が販売されるようになったのは、１９２３年の事だといわれています。
この時に旧競馬法も決められたそうです。日本の競馬は国が統括して言えます。
競馬は地方競馬、中央競馬がありますが、それぞれが公営の競技になっています。
ですから簡単に言えば日本の競馬は公営のギャンブルということにもなると思います。
日本では競馬の馬券を販売するのは特殊法人の、日本中央競馬会か地方自治体だけが開催してもいい事に決められています。
日本では有力の馬が芝競走に流れてしまって、ダートで結果が出る馬は一度は芝で使われるということがあるんだそうです。
日本の競馬は平均してレースの賞金が高くて海外の賞金よりも高い競争もあるといわれています。
日本の競馬の特徴としては、最近ではスピード化が激化していて芝がとても軽いことから、スピードといかに瞬発力が早いかが勝敗を決めることになっています。

イギリスで行われている競馬の年間の観客動員数というのは約６００万人と言われています。
イギリスのスポーツの中でもサッカーが年間の観客動員数が９００万人と言われていますからサッカーの次に競馬は人気のアルスポーツだといわれています。
イギリスは、今日本などでも行われている近代競馬と呼ばれる競馬の始まりの地だともいわれています。イギリスではブックメーカーを使った賭けの競馬が人気です。
イギリスでは競馬の売り上げは１００億ポンド異常だといわれていますが、その中で９７パーセントは、ブックメーカーの売り上げだといわれています。
イギリスの競馬は日本のように平地競争だけでなくて、障害競走も沢山行われています。
イギリスの競馬は３月から１１月までは平地競争が行われていて、オフの時期には、障害競走が行われているんだそうです。
イギリスにある競馬場で有名なところといえばアスコット競馬場、エプソム競馬場、アイントリー競馬場、グッドウッド競馬場などが有名です。
イギリスの競走馬の生産というのは、ニューカップで行われているそうで、イギリスの競争場の生産頭数というのは大体年間に６０００頭と言われています。

アイルランドの競馬は実は歴史が古いといわれています。
アイルランドでは、競馬は、紀元前から、馬を使って行われていたといわれています。
１７９０年代よりあとに、アイルランドを植民地にしちえたイギリスからの影響で競馬をするというシステムが整って、競馬を統括する団体であるアイリッシュターフクラブができたといわれています。
アイルランドは世界でも有数の競走馬の産地として有名です。
アイルランドの競走馬の生産意は、クールモアスタッド、ゴドルフィンといった生産者が生産地の拠点を構えているんだそうです。
アイルランドの競馬はイギリスの競馬ととても関係が深いといわれていて、アイルランドの競馬はイギリスの競馬の一種類とも言われています。
アイルランドで１７５２年にコークで開催された障害物の競馬が行われたのですが、コレが世界で初めての競馬の障害走だとも言われています。
ですからアイルランド競馬の障害走が今の障害走の発祥とも言われています。
アイルランドでは、競馬の政府のかかわりがとても強くて、特殊法人のアイルランド競馬教会が競馬を統括しています。

アメリカでは、競馬はイギリスの植民地だった頃から行われているといわれています。
１６６５年には、アメリカで初めての競馬場であるロングアイランド競馬場がニューヨークに作られました。
アメリカの競馬は全国的に競馬を統括する機関がありませんから、それぞれの州にある競馬機関によって免許が交付されたり施行規定が行われているようです。
全国で競馬が統一されていないこともあって、出走場のレベルも基準に差があるのが特徴です。アメリカで競馬が盛んに行われているのは、ニューヨークとカリフォルニア、フロリダ、ケンタッキーの４州になっています。
アメリカでは芝で行われる競馬のレースよりも、ダートのコースの方が盛んに競馬の競争が行われているようです。
アメリカの競馬の売り上げは１７０億ドルほどだといわれていて、日本やイギリスの次ですが、競馬の規模や総人口はそれほど多くないのが特徴です。
しかしアメリカでは競馬のサラブレッドの生産頭数がとても多くて、一年間に３４０００頭以上になっていて、それは、世界の中でもとても多いといわれています。
アメリカで競馬のサラブレッドの生産がとても盛んに行われているのは、ケンタッキー州で行われているんだそうです。
アメリカのニューヨークにある競馬場で有名なところは、アケダクト競馬場、バルモントパーク競馬場、アサトガ競馬場、フィンガーレイクス競馬場などが有名です。

フランスの競馬は１７００年ごろに、フランスの貴族やイギリスの大使などが中心になって、イギリスで行われている競馬が開催されるようになりました。
そしてフランスでは１８世紀になってから、イギリスから、競馬のサラブレッドが輸入されるようになりました。
フランスの競馬は日本に似ているところがあると思います。
フランスでは、日本と同じように、賭け事は禁止になっていますが、競馬だけは特別法があって、運営が許されているようです。
フランスの競馬の売り上げは８１億ユーロで、この額というのは、隣の国のドイツの１００倍の競馬の売り上げがあるといわれています。
フランスでは競馬のブックメーカーも排除になっているので、資金的にはフランスの競馬は一番潤っているのかもしれません。
フランスの競馬は、パリ地区の競馬と地方地区の競馬に別れており、フランス競馬全国連合が統括しています。
フランスの競争馬の生産はノルマンディー地方が盛んで、生産頭数はヨーロッパでは一番といわれており、ほかの国への輸出も盛んに行われていますし、サラブレッド以外の競馬の競走馬の生産も行われています。